機能性成分スルフォラファンを高含有するブロッコリーの開発

研究の目的

我が国で初めて生鮮のブロッコリーで機能性表示食品の届出を行うため、機能性成分スルフォラファンを高含有するブロッコリーを開発する

次世代栽培装置の利用

炭酸ガス濃度、鮮度保持フィルムがブロッコリーのスルフォラファン含有量に与える影響を、次世代栽培装置を利用して調査した。

研究の成果

  • スルフォラファン含有量は品種によって異なり、3倍以上の品種間差が認められた。スルフォラファン含有量には季節変動があり、2月に最も高まることが判明した。
  • 次世代栽培装置を活用した研究により、プロッコリーを20℃に貯蔵した場合、炭酸ガス濃度が高いとスルフォラファンが増加することが明らかになった。
  • 鮮度保持フィルムで密閉すると、スルフォラファン濃度は48時間で大きく低下するため、鮮度保持フィルムは利用できない。鮮度保持フィルムを利用しない場合には、スルフォラファン濃度の低下は認められない。

▼次世代栽培装置を利用した炭酸ガス濃度、鮮度保持フィルムの実験

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